石仙日記

石仙日記 ISHISEN Diary

汗の仕組みと、この時期気になる汗対策

今の季節は少しの時間外出しただけで汗びっしょりになってしまいます。

朝はしっかりお化粧をして、日焼け対策などをしていくのですが、通勤、通学の途中で汗をかいてしまって台無し…。

そんなお悩みを抱えている方も少なくないでしょう。
 

汗をかくと、体や服が湿るばかりか、臭いも気になりますよね。今回はそんな皆さま向けに汗の効果的な対処方法をご紹介しましょう。

大量に汗をかけるのは哺乳類でも人間など限られた種類のみ

汗をかくということは体温調節の一つの手段なのですが、実は、犬や狼などイヌ科の動物にはほとんど汗腺(汗を分泌する腺)がないのをご存知ですか? 激しく走った後などに、犬が舌を出して激しく呼吸をしていますが、あれは汗腺がないために、舌を出して唾液を蒸発させて温度調節をしているのです。大量の汗をかくのは、哺乳類でも人間など限られた種類にとどまると言われています。人間にはこの発達した発汗機能があるからこそ、42キロ以上も走るマラソンなども耐えられるのです。

汗には「臭いのしない汗」と「独特の臭いがする汗」がある

さて体温調節にはなくてはならないこの「汗」ですが、実は、汗の主成分は水であるため臭いはほとんどありません。ではなぜ汗臭くなるのでしょうか?
そもそも皮膚には2つの汗腺が存在しています。1つは、ほとんど臭いのしない汗を出す「エクリン汗腺」と、もう1つは、独特の臭いのある汗を出す「アポクリン汗腺」です。
脇などにかく汗の独特の臭いは、「アポクリン汗腺」から分泌される汗に、脂肪や尿素などが混ざることが原因です。では、ほとんど臭いがしない「エクリン汗腺」からの汗が、どうして臭くなるかというと、汗により皮膚表面の常在菌が増殖し、活発に活動することによって臭いを感じるようになります。

臭い対策は「汗をかいたらすぐふき取る」ことが大切 

さて、嫌でも汗と付き合っていかなければいけないこの季節。汗対策、臭い対策はどうしたらよいのでしょうか。まず、汗はかいた6時間後あたりが一番臭いがきつくなると言われています。このため、まずは汗をかいたらその場でしっかりふき取ることが大切です。
また、肉類には、臭いのもとになる動物性たんぱく質や脂肪などが多く含まれていますので、野菜を多くとるなど食生活を見直すことで体臭を発生させやすい体質を改善することができます。
特に中高年になると、「汗臭い」とされる臭いの中に、加齢臭などが混ざっていることも少なくありませんので、日常から加齢臭除去用の専用の石鹸で洗うといったケアも重要になってきます。

2015/08/07   石仙
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